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1 あなたの名前を教えてください。
速水:速水晃一。東城大学医学部付属病院救命救急センターに勤務。
田口:田口公平。同じく、東城大学医学部付属病院では不定愁訴外来を担当しています。
けれど、所属は東城大学医学部神経内科教室です。
2 年齢は?
田口:アラフォーだよなっ。
速水:違う。オーバーフォーだ。
田口:それって、どういう意味? 速水の造語?
速水:違う。オーバー・フォーティの略語。
田口:……、普通に言えばいいのに。
3 性別は?
速水:どっちも男だよな。
田口:そこで確認をとられる俺って何?
速水:いや、たいした訳はないから気にするな。
田口:微妙に気になるけど…。
速水:気にするな。
4 貴方の性格は?
田口:几帳面? いや、違う。真面目かな。
速水:お前の真面目は違うだろう。あんだけ授業をサボってたんだから…。俺の性格は、豪快かな。
田口:っていうか、大雑把だよな。手術以外は。
速水:やればできるけど、しないのが、いいんだよ。
田口:…良くない。才能は隠さずに、発揮してくれよ。
5 相手の性格は?
速水:見た目よりしっかりしてる。けど、シャイかな?
田口:シャイって?
速水:俺が好きだって言うと、すぐに逃げる。
プレゼントを渡そうとすると、恥ずかしがってトイレに籠もったことあったよな。
そういうの、シャイって言うんだろ?
田口:ちょっと違う気がするけど。…あれは速水が真面目に迫ってくるから…。
誰だって恥ずかしくなるって。
速水:そう言うことにしておこうっか。
6 二人の出会いはいつ?どこで?
速水:大学一年ときだよな。場所は…。
田口:同級生だから、講義とかで一緒だったはず。なんだけど、あんまり覚えてない…。
速水:お前、講義サボってばっかだから、顔知られてないんだよ。田口って誰?状態だったもんな。
田口:うー。そう言う速水だって、サボっていたじゃないか。
速水:俺は必要な講義はきちんと受けたし、いい成績を残したぞ。
田口:はいはい。
7 相手の第一印象は?
速水:ぽよんとしていて、俺の周りにはいないタイプだと。
田口:すげえ、いい男。自分と比べてムッとした。
速水:なんだ、それ。でも、良かったな。俺はお前一筋だから、自慢していいぞ。
田口:私の彼はチョーイケメンでーす。ってか? できるか、アホッ。
速水:してもらいたーい。(ブリッ子ポーズで)
8 相手のどんなところが好き?
速水:性格。なんか見ていると和める。
田口:外見。性格悪いから、それぐらいしか取り柄がない。
速水:ひでーっ。でも、俺の外見が好きなら、さらに磨きを掛けるため、エステに行こうかな。
田口:それは勘弁して。本当のことを言うから、それだけはやめてくれ。
速水:なら、正直に吐け。
田口:仕事しているときのかっこいい姿。
速水:結局、外見かよ。
田口:だって、速水ってどうやっても格好いいから…。ゴニョゴニョ。
9 相手のどんなところが嫌い?
田口:我が儘なとこ。人の話をあんまり聞かないとこ。いろんなところで惚気ていること。
速水:…。
田口:お前は俺のどこが嫌い?(ちょこっと、首をかしげる)
速水:…(すげーっ、可愛いと田口に見惚れている)。ないっ! 全然、ない!
田口:良かった。(にっこり、笑顔の大判振る舞いに、速水はうっすらと頬を染める)
10 貴方と相手の相性はいいと思う?
速水:いいよな。
田口:多分。
速水:多分ってなんだよ。(語気が荒くなる将軍)
田口:いや、いいと思う。
速水:もちろん。(意味なく威張る…)
11 相手のことを何で呼んでる?
田口:速水。
速水:田口。でも、行灯の方が多いな。
田口:それあだ名だから、呼ばれると、複雑な気がする。
速水:だけど、行灯って呼ぶと、返事するだろうが。
田口:つい、習慣で。お前や島津が呼ぶからだろう。責任はそっちにある。
速水:(返事するのはお前のくせにって思うが、ここは黙っておく大人な将軍)。
まあ、そういうことにしておこうかぁ。
12 相手に何て呼ばれたい?
田口:行灯じゃなきゃ、何でもいい。
速水:じゃあ、公平ちゃん。
田口:しな作って言うな。気色悪い。
速水:じゃあ、公ちゃん。
田口:速水ぃ。…、俺は普通に呼ばれたい。
速水:普通って、田口とか、公平とか?
田口:まあ、そうだけど…。
速水:善処しよう。で、俺は名前で呼ばれてもいいけどな。まあ、行灯が呼びたいので構わない。
強いて言えば、朝起こすときは『ダーリン』って言われると、天国だなぁ。
田口:…(馬鹿だと真剣に呆れる)。
13 相手を動物に例えたら何?
田口:何だろう。
速水:お前はカピバラだよな。ぽよんとしているし。
田口:カピバラって、ねずみのでっかい奴?
速水:そっ。アマゾン川に住んでる齧歯類の最大動物。
前に動物園で見たとき、妙にお前に似ているって思った。
田口:はいはい。速水は朱鷺かな。すごく貴重な存在なのに、国の保護が遅れて絶滅に瀕しているところが。
でもって、真っ直ぐ立った姿が毅然と美しい。
速水:…。何か感動…。
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
田口:形はないけれど、大切にできる物をあげたい。って思うけれど、難しいよな。
速水:いろいろ喜ぶ物をあげたいって思うけど。あんまり欲しがらないんだ、こいつは…。
田口:欲しい物ってあんまりないし…。
速水:もっと我が儘言えよ。俺はお前のためなら、何でもしてやるから、なっ。
15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
速水:物じゃなくて、行灯の人生…かな。
田口:…お前、きざ。
速水:でも、それは貰っているから、いいか。お前は何が欲しい?
田口:平凡な毎日。
速水:努力します。
16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
田口:我が儘を少し控えて欲しい。
速水:もっと我が儘を言って欲しい。
17 貴方の癖って何?
田口:何だろう。
速水:暇があれば、ぼーっとしているとこだろ。
田口:うう。速水の癖は、気に入らない相手に遠慮なくチュッパを投げつけること。
速水:けど、お前には投げつけたことない。
田口:でも、食べかけのチュッパを俺の口に入れるくせに…。
速水:あっ、それはいいんだ。愛だから。
田口:あれって、愛なのか?
速水:それ以外に何があるんだよ。
田口:いや、俺に対しての意地悪かと思っていた。
速水:お前以外にチュッパの食べかけを口に突っ込むか。投げつけるときはあっても。
田口:投げるなよ。佐藤先生が気の毒だろう。
速水:ぼーっとしている佐藤ちゃんが悪い。嫌なら、よけろってんだ。
田口:よけたら、よけたで文句言うくせに。
速水:悪いか。(田口、将軍の我が儘に絶句…。)
18 相手の癖って何?
速水:癖って言うほどのものはないんじゃないか?
田口:速水も特別にないと思うけど。
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
田口:多分、ないと思う。
速水:ないな。
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
速水:記憶にないな。
田口:俺もないと思う。
21 二人はどこまでの関係?
速水:全部見せても全然オッケーっな関係。毎日、一緒にご飯食べて、休日は一緒にまったりする関係。
田口:速水、言い過ぎ。
速水:全部ばらしたら、お前怒るだろう。
田口:当然。
速水:なら、俺の言い分で我慢しとけ。
22 二人の初デートはどこ?
速水:デートらしいものは、パリでしたよな。
田口:あれって、デートだったのか?
速水:いやっ、新婚旅行でもいいけど。
田口:…お前、もう口を開けるな。
23 その時の二人の雰囲気は?
田口:ノーコメント。
速水:ラブラブ…。
田口:速水、もうしゃべるな。
24 その時どこまで進んだ?
田口:どこまでって…、どこまでってぇ。
速水:新婚旅行だからな。ベルサイユ宮殿までだな。
田口:どういう意味?
速水:だから、ベルサイユ宮殿でお前が感動していた。それ以外に何かあったか?
田口:ない。
25 よく行くデートスポットは?
速水:近所のスーパーマーケット。
田口:あれって、デートスポット?
速水:なら、動物園?
田口:一年に一回、行くか行かないのに?
速水:だっら、スーパーマーケットしかないだろう。
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